8. LinuxのX Window Systemについて


8.1. XFree86とは?

Unix系OSでは、WindowsのようにOSとウインドウ・システムが一体化されていない。UNIX系OSの上でウインドウ・システムが独立したソフトウエアとして動作することで、GUI環境を実現している。

従来のUNIX上で動作する定番のウインドウ・システムが一般的に利用されているが、Linuxの場合に利用されているPC上で、UNIXのX環境が対応できなかった。

この問題を解決するために、XFree 86 Project という団体が結成され、PC用のグラフィカル・コードのデバイス・ドライバを組み込んだXを開発し、無償で提供している。これが、XFree86である(http://www.xfree86.org を参照のこと)。

Xfree86の大きな特徴は、

    (1) クライアント / サーバー方式を採用していること、
    (2) ウインドウ・マネージャ(WM)をカスタマイズできること

である。

   (1) クライアント / サーバー方式

これは、処理を分散して行うという意味である。
 
        X サーバーは、コンピューターのリソース(資源)を管理し、そのリソースを利用するサービスを提供しているソフトウエアである、

        Xクライアントは、サーバーにサービスを要求し、そのサービスを利用しているソフトウエアである。

X サーバーとXクライアントは、相互に通信を行いながら連携して動作する。これは、1台のPC上で動作する必要はない。
ネットワーク接続された異なるPC上で動作することも可能である。

  xlogoを実行すると、Xウインドウ・システムのロゴが表示できる。

  (2) ウインドウ・マネージャ

WMは、ウインドウの見た目やマウス操作方法を規定するソフトウエアである。

XFree86では、WMをユーザーの好みに応じて選択できる。XFree86で動作するWMは:

twm, mwm, fvwm, gnome, kde, Window Maker, Afterstep, など

がある。


戻る                              目次                             進む